平成24年7月3日 ラムサール条約事務局が保管する「国際的に重要な湿地に係る登録簿」に大沼が登録されました。
位 置 |
北緯41度59分・東経140度40分 |
標 高 | 130m |
面 積 |
1,236ha(大沼616ha、小沼484ha、蓴菜沼136ha) |
湿地のタイプ |
淡水湖 |
保護の制度 |
国定公園特別地域 |
所在地 |
北海道亀田郡七飯町 |
ラムサール条約とは・・・
正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」である。
1971年、イランのカスピ海に面するラムサールという町で開催された国際会議で採択されたことから「ラムサール条約」と呼ばれている。
近年では、水鳥だけではなく生物多様性にも注目されている。
大沼が登録湿地となった訳は・・・
1640年、駒ケ岳の大噴火によって川が堰き止められ誕生した大沼は、「流山(ながれやま)」と呼ばれる120あまりの小島が点在し、駒ケ岳を背景とした日本庭園のような景観は最大の価値とされ、古くから観光地として栄えてきた。
1952年には日本で唯一の都道府県鳥獣保護区となり、1958年には北海道で初の国定公園に指定されるなど、良好な自然が保全され多くの野生鳥獣が生息し、渡り鳥の中継地にもなっているためである。
登録区域は・・・
大沼国定公園第1種特別地域で図のとおりである。
ブナが自生し、緑豊かな森は大沼の水を支えている。
ブナは森の中でひときわ目立つ存在です。
つるつるとして優しさを感じる木肌、堂々とした姿。
散策の際にブナを見つけたときは優しく触れてみてください。
きっと何かを感じるはずです。